HTML4.01とCSSによるWeb標準のホームページ作成入門。
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ワープロ感覚でホームページを作成できるWYSIWYG(What you see is what you get 見たままの意)のソフトが増えたことで、誰でもホームページを作成しやすくはなりました。
その反面、文法がメチャクチャなホームページが増えることにもなりました。
例えば、見出しをfontタグで文字を大きくして表現しようとしても、それは大きい文字を表すだけで、見出しという意味にはなりません。 引用でない部分に、字下げ(インデント)のためにblockquoteを使えば、そこは引用部分であるという意味になってしまいます。
編集を繰り返しているうちに、同じタグが何重にも書かれたり、入れ子関係がおかしくなるソフトや、フレームを使ったページなのに、HTML4.01 TransitionalのDOCTYPE宣言を書いてしまうソフトなどもあります。
CSS(スタイルシート)に対応しているホームページ作成ソフトもありますが、CSSの理解が無いままに使えば、一部はstyle属性、一部はhead内にstyle要素、一部は外部CSSファイル、fontなどの視覚的要素も使いまくり、という何のためのCSSかわからない状態になりがちです。
多くのブラウザの解釈は寛容で、多少の誤りがあってもそれなりに表示してくれるので、間違いに気づかないことが多いです。
「多少の誤りがあってもちゃんと表示されていればいいじゃないか」と思うかもしれません。 しかし、Internet Explorerでは普通に見えても、Firefoxでは全く見栄えが違うかもしれません。 本稿執筆時点(2006年12月)ではIEのシェアが圧倒的ですが、シェアが逆転するかもしれません。 ブラウザのバグによって助けられていた部分が、バージョンアップでバグが解消されるかもしれません。
ホームページ作成ソフトを使うことを否定はしません。 ソフトの性能は向上しているとは思いますが、ホームページを作成するならば、やはりHTMLやCSSの勉強は必要です。
最初は「よくわからないからホームページ作成ソフトに頼る」であっても、やがては「手打ちで作る」または「手打ちでもできるけどホームページ作成ソフトを使ったほうが楽だから使う」という状態にならなくてはなりません。
初心者が「早くかっこいいホームページを作成できるようになりたい!」と思う気持ちはよくわかります。 しかし、スケート初心者がいきなりトリプルアクセルなんて不可能なように、いきなり高度なことをしようとしても、それは無理というものです。
かくいう管理人も最初はド素人のくせにいろいろやろうとして失敗しまくりでした。 あせらずちょっとずつステップアップしていきましょう。
リンクはご自由にどうぞ。
最終更新2008/07/09