HTML4.01とCSSによるWeb標準のホームページ作成入門。
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パソコンの画面の色はRGB(Red、Green、Blue)をそれぞれ0~255の256段階で組み合わせて表現します。
フルカラーでは256×256×256=16,777,216色となります。
WebセーフカラーとはRGBの各値を、0(0%)、51(20%)、102(40%)、153(60%)、204(80%)、255(100%)、の6段階にしたものです。
その6×6×6=216色がWebセーフカラーと呼ばれます。
WindowsやMacintoshなどのプラットフォーム(OS)で設定されている256色のシステムカラーパレットの内、共通しているのが216色のWebセーフカラーです。
Webセーフカラーを使うことによって、異なる環境でも同じ色で表示される確率が高くなります。
Webセーフカラーの見本 → WEBカラーリファレンス
24bit環境(2の24乗=16,777,216色 フルカラー)では8bit環境(2の8乗=256色)の色は同じに表示されます。
しかし、16bit環境(2の16乗=65,536色 ハイカラー)では同じ色になりません。 16bit環境ではRGBが32×64×32段階(=65,536色)なのでズレが生じます。
2000年に行われたあるテストでは、真のWebセーフカラーは22色だったそうです。
その環境の近い色に置き換えられます。 例えば256色モードで見た場合は、微妙な色は256色の中の近い色に置き換えられます。 そのため、ホームページ作成者の意図とは異なる配色になる場合があります。
確かにWebセーフカラーを使えば様々な環境で同じ色で表示される確率が高いです。 しかし、Webセーフカラーしか使わないのもけっこう大変です。
Webセーフカラーにこだわる必要はないと思います。 上記の通りWebセーフカラーは実はセーフではありませんし、ユーザーがディスプレイを明るめの表示に設定していたり、目が疲れないためのフィルターを貼っていたりすると、同じパソコンとディスプレイでも微妙に違います。 印刷した場合も微妙に違います。
好きな配色をすればよいと思いますが、淡い色が単なる白に見える場合などがありますので、一度256色モードでどう見えるかを確認してみることはお勧めしたいと思います。
Webセーフカラーであろうとなかろうと、ホームページ作成者の意図通りに表示されるとは限らない、ということを覚えておきましょう。
リンクはご自由にどうぞ。
最終更新2008/07/09